映画・ビデオ | 2005 年 12 月 2 日 (金曜日) PM 9:11 |
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アニメ
本日のDVDは、先週発売になったジブリの「ハウルの動く城」。最近のジブリ作品は見てなかったので、この「ハウルの動く城」は久しぶりの1本となります。なぜ最近のジブリ作品を見てないかというと、過去の作品に比べその内容が薄っぺらいような、作品の良さを表現しきれていないような感じがするからです。まあ、あえて内容を複雑化しないで誰でもわかる作品に仕上げることにより、子供から大人までのすべての人が楽しめるという点については良いことだと思います。ただ、昔からジブリ作品を見ている人間から見ると少し残念な気がします。
さて本題の「ハウルの動く城」のほうに戻りますが、上映前の評価ではハウル役のキムタクの吹き替えが酷い酷いという言われようでしたが、実際に見るとそうは感じません。まとも? というと失礼なのですが、これなら合格ラインではないでしょうか。それよりも、ソフィー役の倍賞千恵子のほうが無理があるじゃないでしょうか。おばーちゃんの声はいいとしても、若いソフィーのほうはイメージが違うというかなんというか。
ふたつ目に気になったところは、ハウルに対してのソフィーの感情の動きがうまく表現されていないということ。冒頭でのハウルとの出会い、そしてハウルへの好意の告白。いつものジブリ作品なら、その間の過程での感情の移り変わりや、それに関わる仕草などをうまく捉えられているのですが、この作品だと、いつの間にか愛の告白という経過になっています。
3つ目は、ヒロインの個性が弱いということです。「風の谷のナウシカ」のナウシカ、「魔女の宅急便」のキキ、「もののけ姫」のサンなど、それぞれの作品にはその作品を象徴するようなヒロインが存在していました。しかし、この作品のソフィーにはそれらのキャラクターのような独特な個性が無く、「ハウルの動く城」=必ずしもソフィーという重さは感じられません。
4つ目は印象に残るシーンが少ないこと。これも過去のジブリ作品と比較してしまうのですが、今までのものには必ず印象に残るシーンやセリフがありました。例を上げると「ルパン三世 カリオストロの城」で別れ際の銭形とクラリスのシーン、「天空の城ラピュタ」でパズーとシータが最後の呪文を一緒に唱えるシーン、「紅の豚」でこの作品の代名詞にもなったポルコの“飛べない豚はただの豚”というセリフなどなど多々あります。このような作品を代表するものが、この「ハウルの動く城」にはないような気がします。
なんか批評的なものになってしまいましたが、以上はわたし自身の個人的な感想なので、まあ楽しめる人は楽しめますし、おもしろいと思う人はおもしろと思います。
Ravioly的独断と偏見の評価
ストーリー ★★☆☆☆ 淡々と進んでいくだけのような気がします。これという印象に残る場所がないのが要因でしょうか。うーん、盛り上がりがないような…。
キャラクター ★★☆☆☆ ソフィーのヒロインとしての魅力が感じさせられないと思います。その他の登場人物にしても、他のジブリ作品ほどのクセというか個性が感じ取れないわけでして。
メカニック ★★☆☆☆ 本作品にも空中戦艦とか登場しますが、過去の宮崎作品に登場した、兵器としての重厚な重圧的なものがありません。この作品はメカが主ではないからいいのですが。
総合 ★★☆☆☆ 次回のジブリ作品を期待してこの評価とします。他の長編アニメだったとしたら★は3でしょうか。スターウォーズの記事でも少し触れましたが、やはりジブリというネームバリューを考えるとこのぐらいでしょう。