シヴィライゼーションIV ビヨンド ザ ソード

シヴィライゼーションIV」といえば、文明をモチーフとしたシミュレーションゲーム。この作品、かなりメジャーで大ヒット作シリーズなので詳しい説明はあえて不要だと思いますが、ひとことでいえば、舞台は地球、紀元前からスタートして現在、そして未来へと文明を進化をさせていくという内容のものです。

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▲母星ともなる最初の惑星。まずは防衛のために惑星防衛艦を建造し配備。

 さて、そんな「シヴィライゼーションIV」ですが、昨年末に拡張パックの第2弾「シヴィライゼーションIV ビヨンド ザ ソード完全日本語版」が発売されました(余談ですが、第1弾はプレイしていないのでどんなものかわかりません)。こういうシミュレーションゲームの拡張パックといえば、その大半が独自のシナリオや登場キャラクターの追加で、“今までのものと、ちょっとかわった遊び方ができるかな”程度なものが多く正直いうと個人的にはあまり魅力は感じていませんでした。

 今回の拡張パック「ビヨンド ザ ソード」もそんなものかなと思ったら、じつはこれが全然違うのです。バビロニア王のハムラビや米国大統領アブラハム・リンカーン、北米先住民スー族の首長シッティング・ブルなど16人の新しい指導者、ゼウスの像、コルコバードのキリスト像、シェゴダン・パヤ、マウソロス霊廟、モアイ像の5つの文化遺産追加。このへんは当然ながらの追加ですが、ゾンビと戦う“AfterWorld”や宇宙船が飛び交う“Final Frontier”などのシナリオ(モード)が追加されているのです。

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▲探索の結果、発見された未開拓惑星。植民船を向かわせ自分の惑星にします。

 えええ!? 「シヴィライゼーションIV」でゾンビ!? まあ、ゾンビ戦はひとまずおいといて、宇宙時代を舞台にした“Final Frontier”をさっそくプレイしてみました。今までの「シヴィライゼーションIV」は紀元前の地球からのゲームスタートですが、“Final Frontier”は現代から数百年後の未来から始まります。まずは、自分の惑星を決めて、その惑星を発展させていきます。もちろん、周りの宇宙空間は真っ黒。そこで偵察艇を建造して宇宙を探索します。そして未開拓な惑星を見つけたら、植民船を使い、その惑星を自分のものにします(「シヴィライゼーションIV」でいう街を作る)。こうして、未知なる宇宙空間に点在する惑星を探索しながら勢力を広げていきます。もちろん、勢力を広げるだけでなく、個々の惑星を発展させたり、宇宙海賊(海賊の首領)や敵プレイヤーから惑星を守るために軍事ユニットも建造していきます。このへんのルールは「シヴィライゼーションIV」と同じです。ただ、明らかに違うというのは、この“Final Frontier”は好きな場所に自分の街を作れた「シヴィライゼーションIV」と違って、限りある未開拓の惑星を占拠しなくてはならないのです。

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▲どこからともなく現れる宇宙海賊。ここは先手必勝で迎撃。なんとか撃沈。

 運よく未開拓の惑星を見つけたと思って、植民船を建造している隙に敵プレイヤーにその惑星を取られるということもしばしば。そのまえに、その未開拓の惑星に行く途中、植民船が宇宙海賊に襲われ撃沈されてしまうことも。その辺の駆け引きや、惑星の発展の優先順位、ユニットの作成などタイミングが非常に難しいと思いました。

“Final Frontier”ひとつとっても、「シヴィライゼーションIV」とはいうものの、まったく別の要素のゲームに仕上がっていることはたしかです。グラフィックも全然違いますしね。まるでスペースオペラのストラテジをプレイしているようです。

 まだ、この「シヴィライゼーションIV ビヨンド ザ ソード完全日本語版」は先日始めたばかりなので他の“AfterWorld”とかもとても楽しみです。ただ残念なことは、AIの強化ということでコンピューターが強くなったと思うのですが、その反面、動作が遅いということです。Core2 Duo搭載のわたしのマシンでさえもターン待ちのときストレスを感じることがあります。とはいえ、出来そのものはかなりいいので、「シヴィライゼーションIV」ユーザーの方には損をさせない拡張パックです。

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