いつもならここで宿泊ホテルの記事でも書いているわけですが、今回はヨーロッパ乗り継ぎ(アムステルダム、スキポール国際空港)のため、ここから更に目的地へと向かわなくてはなりません。成田から目的地への直行便はあるのですが、いかんせんその便の航空会社はスターアライアンス。全日空のマイレージを貯めているならともかく、デルタのマイレージを貯めているので、今回のようにスカイチームに所属するKLMオランダ航空による乗り換えとなったわけです。
■chapter 6
初めて搭乗する中型機
そんなわけでのスキポール国際空港ですが、今回の乗換えには2時間ちょっとありまして、ぶらりと空港内を探索してみました。さすがヨーロッパ最大級のハブ空港というだけあり、ショップやラウンジ、レストラン、各種娯楽施設など多数あります。ここでもお土産物を買えるのですが、初日からそんなものを買ったら後々思いやられるので今回はパスすることにします。
フランスのシャルル・ド・ゴール国際空港もハブ空港としては大きかったのですが、その辺の施設の多さはこちらのスキポール国際空港のほうが充実してるかなと思えました。おみやげ屋をふらりと見てご飯でも食べれば2、3時間くらいは軽く潰せるかと思います。この空港、そのあたりの長時間の乗り継ぎ時間を考慮して作られているみたいです。
そうこうしているうちに目的地への便の出発時刻になりました。こちらもKLMオランダ航空の便ですが、機種は今まで乗ってきたような大型の旅客機ではなく、「EMBRAER 190」という100人乗りの中型機。この手の中型機に搭乗するのは今回初めてになります。
現地時間で20時10分。サマータイムの時期ということもあり、空はまだかなり明るいです。そして、目的地へと向かって飛行機はスキポール国際空港を離陸します。窓から外の景色を眺めるアムステルダム市内が。しばらく外の様子を眺めながら時間を潰します。
しばらくすると、ふらふらふら~と飛行機が揺れだします。そんなに激しい揺れではないのですが、この手の中型機はそこそこ揺れますね。大型機ではないので安定性はないのでしょう。
■chapter 7
やっと目的地へ到着
スキポール国際空港を出発してから約2時間、飛行機は着陸態勢へと入ります。窓越しに見る滑走路の風景、日はすっかり落ちて夜になっています。日本、オランダともに快晴でしたがこちらは雨が降っているようです。
飛行機を降りてロビーを進みます。通常ならばここで入国審査ですが、それはスキポール国際空港で済ませている(EU諸国、いわゆるシェンゲン協定加盟国の入国手続きに関しては、最初の到着空港で入国審査をおこないます)ため、国内便と同様な手続きで済みます。受託手荷物を受け取り、インフォメーションボードに書かれている文字は、“The fastest way to Vienna City Center”。そうです、ここはオーストリアのウィーン国際空港。だんだんと日本に近づいてまいりましたよ(笑)。
成田からウィーンまで乗り継ぎ含め、約16時間。時間的には長時間になるのですが、そんなには疲れていません。慣れというものは怖いですね。さて、無事に到着したので明日からの日程に備えて……。い、いやまだ難問は残っています。
前々回のイギリスはJTB、前回のフランスはKNTと、大手旅行代理店を使ったので、空港からホテルへは送迎付きでしたが、今回はあまりメジャーではない代理店、しかも旅費をケチッたため、ホテルまで自力で行かなければなりません。しかも時刻のほうは22時過ぎ。タクシーを使えばラクなのですが、空港からホテルまで約5,000円もかかるので節約ということで電車を使って移動することにします。
■chapter 8
空港からホテルへと
空港からホテルまでは、まず市内中心部までSバーンと呼ばれる近郊列車で行きます。そこから地下鉄に乗り換えホテルの最寄駅まで行くわけですが、時刻が時刻なだけにかなり慎重にならざるを得ないわけです。時間が早ければやり直せますが、下手に市内とは逆方向の列車に乗ったらシャレになりません。事前に調べてきた時刻表を見ながら切符を購入。ホームへと移動します。
ふむふむ、こっちの方向で間違いがなさそうだなと思っていると、“こんばんは”と声をかけられました。えっ? 振り向くと、そこにいたのはひとりの日本人らしき女の子。女の子「日本の方ですよね」、わたし「はい」、女の子「わたしユースホステルに泊まるのですが、宿は決まっているのですか?」、わたし「まあ、一応はホテルを取ってますよ」。国内にいるときのようなラフな格好でしたので宿なしだと思われたのでしょうか(笑)。
市内まで同じ電車なので、途中まで一緒に行くことにします。その女の子も一人旅で、ドイツの友人を訪ねる前にウィーンに寄っていくといっていました。いろいろな話をしているうちに地下鉄の乗り継ぎに到着します。そこでその子と別れ、地下鉄に乗り換えます。う~ん、女の子で一人旅、しかもユースホステル泊まりとはすごいなあと、ちょっと関心。まあ、26歳といっていたから、その若さが原動力でしょうかね。
今までにこちらから日本人に声をかけたことはあったけど、日本人から声をかけられたのは今回が初めてです。なんか不思議な感覚でした。
■chapter 9
ホテルですが……
日付が変り、ようやくホテルへとたどり着き、今日はこれで終わりかなと思っていましたが……、トラブル? チェックインをして部屋へと向かったのですが、その部屋がシングルルーム。おいおいおいおいおい、シングルはないでしょ。めちゃ高い一人追加代金を支払っているのにこれは。
一応、こういうことがあるといけないので、事前に旅行代理店のほうにはダブルルームをとお願いしておいて、バウチャー(予約表)のほうもダブルのリクエストにしてもらっているというのに。
再び、フロントへ戻ってスタッフにその旨を伝えると、部屋を変えてくれてカードキーを2枚を渡されました。カードキーがなぜ2枚? なんだろうと思い代えてもらった部屋に入るとそこは、ツインルーム。ひとりでツインですかいな。またまたフロントに戻って問い合わせてみると、どうやらこのホテルはシングルとツインしかないそうで、ダブルにしたかったらベッドをくっ付けろといわれました(笑)。
そうですか、くっ付けますよ(笑)。で、カードキーは2枚でいいのかと再確認してみると、ツインルームだからひとりでも2枚だそうな。ひとりなのに2枚も使わないって(笑)。
部屋のほうはいたってシンプルなツインルームの構成。ホテルは、日本のガイドブックでも紹介されている4つ星ホテルの、「オーストリア トレンド ホテル アナナス」なのですが、観光向けのホテルというよりはビジネスホテルっぽいですね。不満点は、バスタブがなくシャワールームのみ。でも、部屋の設備はまあまあなのでこれはこれでよしとしましょう。さっそく、シングルベッドをふたつくっ付けてダブルにしてみますか。
今日は、日本人の女の子といい、ツインルームの件といい、今までに体験したことのないことが重なりましたが、これも旅のおもしろさでしょう。明日はどんな一日が待っているのかなあと眠りにつきます。




















