日本を旅立って早いもので6日目の朝を向かえます。一応は、すべての日程を終了ということで、今日は帰国の途に就きます。直行便だったら半日くらいプラハを観光できるのですが、復路も往路と同じくアムステルダム乗り換え。ホテルからそのまま空港へと向かうことにします。
■chapter 63
ホテル最後の朝食
今日も朝から絶好調。現地で食べる最後の朝食、このあとの観光予定がない分、時間のほうはたっぷりとあるので今朝はのんびりと食べることにします。
いつものようにブラックコーヒー、それから気分を変えてオレンジジュースの代わりにアップルジュース。いつものハムとチーズ、それからサラミらしきもの。あとは、ソーセージとスクランブルエッグ、キュウリなどの野菜、あとはナッツが表面にまぶせられたパンを。やはり朝ご飯は美味しいですね。
前回の旅行と同様、今回の朝食もすべてホテルでのアメリカンブレックファースト形式のものだったのですが、たまにはコンチネンタルブレックファースト(温かいものを中心とした朝食)も食べてみたいですね。またはホテル以外の朝食というのも悪くはないですね。つぎの機会は、食べてみようかなと思います。
■chapter 64
ルズィニエ国際空港へ
帰りの飛行機の時間は午後の2時半。まだ5時間ほど余裕があり、その時間を使ってプラハ観光の続きができるわけですが、ネックとなるのはその荷物。ホテルが旧市街近くにあれば、そのあと戻ってくればいいのですが、ここのホテルは中心部から離れた場所にあります。その行き来の時間と手間を考えるとあまり良い選択とはいえません。
かといって20Kgもあるスーツケースを転がしながら観光というのもどうかと。仕方がないので今回はそのまま空港へ向かうことにします。見知らぬ土地、どんなトラブルがあるかわかりません。現地でメトロやトラムに乗り損ねてもやり直しができますが、飛行機に乗り遅れたら帰れなくなってしまいます。まあ、これだけ時間の余裕があればそんな心配はないでしょう。
プラハのルズィニエ国際空港への移動手段はいくつかあります。タクシーを使って行く方法、市内から出ているリムジンバスを使っていく方法、あとはメトロ乗り換えで市バスを使う方法と。今回は時間的余裕もあり、昨日からの24時間のフリーパスの期限が残っているので、メトロ+市バスを使うことにします。
ホテルのあるメトロのPankrác駅から中心部のMuzeum駅、そこでメトロA線に乗り換え、終点駅のDejvicáまで行きます。終点駅からは空港へ行く市バス(119番バス)が発着しているのでそれに乗るだけです。
今回プラハで乗る初めてのバス。車幅が狭く、2両の車両を連結しているのが特徴ですね。バスというよりも、どちらかといえばトラムっぽいです。市内から郊外に向かって走るバス、その風景は今まで見てきたものとガラリと一変します。
幅の広い道路、緑が続く平地、ポツリポツリと立っているごくふつうの建物。あっ、あれは! M字のハンバーガーショップのドライブスルー。しかもデかい。そんな車窓からの景色を眺めていると20分ほどでルズィニエ国際空港へ着きます。
今現在、メトロA線はDejvicá駅止まりですがその先を工事しているらしく、将来は空港までつながるでしょう。そうなればバスの乗換えもなくなり、さらに便利になることでしょう。
■chapter 65
かなり余裕があるのですが
ルズィニエ国際空港へ到着したのは午前10時。なにかトラブルがあったら困るので、ホテルからどこにも立ち寄らずに来たわけですが早く着きすぎました。そもそも市内中心部から約17kmの場所にある空港、どこぞの国の都心から電車で約1時間もかかる空港とは違います。
どうでもいいのですが、あの空港、なんとかならないでしょうかね。辺鄙な場所にあるわ、開港から未だかにその施設全部が完成していないわ(2010年7月17日からは成田スカイアクセスが開通して、所要時間が36分に短縮されますが)。羽田をもっと拡張して、そちらに一本化してほしいところです。
飛行機の出発時間は午後2時15分、さてどうしたものでしょうかね。とりあえずはチェックインを済ませます。座席はいつもの通路側を指定、気になっていたスーツケースの重さは18Kgと予想していたよりも軽かったです。フランスのときは美術館、博物館のパンフレットをどっさりと買っていましたが、今回はその数が少なかったのがその要因でしょうね。
笑えたにはそのつぎに待っていた人。スーツケースは閉まりきらず、中の荷物がはみ出て、明らかに重量オーバーとわかります。それを秤に載せると、36Kg(笑)。係員に文句をいわれながら、必死にその荷物を機内手荷物に移してしました。
ここ、ルズィニエ国際空港は初めての空港、物珍しさからその辺をぶらぶらと歩きまわります。チェコのメイン空港ということもあり、空港施設そのものは新しく、規模もかなり大きいのですがショップとかレストランは少ないですね。
タバコを吸ったり、デッキにあがって飛行機を見たりと時間を潰していますが暇です。これならばスーツケースを無理矢理転がしてでも、プラハ中心街に立ち寄っておけばよかったなと、ちょっと後悔しています。
■chapter 66
どこにでもあるM字の看板
出発はターミナル2からですが、あまりにも時間があるため、ターミナル1のほうも見てみようかとそちらの方向へ向かいます。そろそろお昼時なのでなにか軽くつまみたいと考えていた矢先に、それを見つけました。そう、例のM字の看板。やはりここにもありますか。
う~ん、バーガー類は食べる気がしないので、それに変わるものがないかなと店舗の外にあるメニューを見てみます。メニューはチェコ語ですが、だいたいその内容はわかります。おっ? これって日本にはないものだよなあと、見つけたのがマフィンという文字と写真。マフィンといっても、日本の朝マックにあるエッグマフィン系ではなく、お菓子のマフィンです。
お昼兼おやつということで、そのマフィンを注文することにします。その詳細はいつものようにそれ関係なので別記事にしますが、コレかなり美味しいです。ムシャムシャ、パクパクとあっという間に完食。結局、チェコに来てまで最後の最後にマクドナルドを使ってしまったのが悲しいですが。
■chapter 67
帰国の途へ
飛行機の出発時刻になりましたので搭乗手続きをします。出国手続きに関してはその先のスキポール空港でやるため、ここでは金属探知機によるチェックのみ。時計やデジカメ、ベルトなどの金属類を外し、チェックを受けます。そしてまたもや今回もブザーが鳴ります。成田やスキポールでもそうだったのですが、どうやら履いている靴に金属が混じっているようでここでも脱ぐはめになりました。靴下一枚で歩く姿、かっこ悪いですよ。
ここルズィニエ国際空港からスキポール国際空港へは、エアバスの「A319」に乗ります。通路を挟んで2座席ずつというウィーンのときと同程度な中型機です。約1時間40分の飛行時間で定刻通りにスキポール国際空港に到着します。
ここから成田へと向かう便は、往路と同じKMLオランダ航空。出国審査をして、搭乗時間を待ちます。スキポール国際空港は大きなハブ空港なのでお土産やカフェ、レストランがたくさんあります。そのへんのお土産をのぞいていると出発のアナウスがかかります。時刻のほうは、午後5時40分、飛行機はヨーロッパの地から離れます。
■chapter 68
満員御礼なんですけど
前回のときは空き席ちらほらあり、窓側の席へと移ったりしていましたが、今回は往路と同じく満員。しかも、通路側の席を指定したはずなのに搭乗券に記された座席は中央座席。一応、アテンダントに通路側の空き席があるかを確認しましたが、通路側はおろか、空き席はひとつもないという答え。KMLオランダ航空ってそんなに人気のある航空会社? チケットも5月初旬から取れませんでしたし。
満員なのはしかたありません、そのままそこに座って過ごすことにします。ふと、横を見ると日本人のおばちゃんがプラハのガイドブックを見ています。挨拶程度に、“プラハに行ってきたのですか?”と声を掛けてみます。そこから話が盛り上がり、成田に到着するまでチェコの話から世間話までいろいろな会話を楽しめました。飛行機の中で日本人とこれほど話したのは今回が初めてです。おかげで退屈な時間を潰せましたよ。
こういうことを思えば、ひとり旅ではなく、顔見知りと行く旅もいいかなあと思いました。
■chapter 69
帰りの機内食
機内での楽しみといえばやはり、機内食。夕食のメニューは往路のときのように2種類用意されていました。ひとつは既に食べたチキンもののやつ、もうひとつが食べ損ねたジャパニーズなんとかというやつ。今回はもちろん後者を頂くことにします。
そのメニューの内容は、ご飯と鶏と野菜の煮物、それから蕎麦、チキンサラダのようなものと、フルーツ盛り合わせ。あと飲み物に赤ワインをもらうことにします。さて、そのお味のほうはと申しますと、ご飯が美味しいです。これって日本米なのかな、プラハで食べたライスと雲泥の差です。
おかずの煮物のほうもよく味付けされています。蕎麦のほうは食べませんでしたが、ひさしぶりに和食を食べられたのはよかったです。
食事が終わり、音楽を聞いたり、隣のおばちゃんと話をしたりして時間を潰します。それから数時間後にデザートタイムがやってきました。往路のときは明治の「スーパーカップ」でしたが、こんどは現地のアイスクリームのようです。
飲み物にミネラルウォーターをもらい、そのアイスクリームを食べることにします。うむ、これもなかなか。ちなみに行きの便と同じくカップヌードルのミニサイズを選べることもできます。
スキポール国際空港を飛び立ってから何時間が経ったのでしょうか。あともう数時間で成田到着だと思います。少しほど仮眠して、目覚めると今度は朝ご飯の配膳が始まっていました。
朝ご飯のほうは1種類。スクランブルエッグにハッシュポテト、それからフルーツの盛り合わせとブルーベリーソースがかかったヨーグルト、あと丸いパンを2個ほどもらいました。飲み物のほうは朝ということでホットコーヒーを。メインディッシュのみならず、パンもちゃんと加熱されており、温かな朝食はいいなあと思いました。
往復を通しての感想ですが、KMLオランダ航空の機内食は、簡易的な食事としてみれば、そこそこ美味しいと思います。とくに、日本人向けのメニューに関しては直行便であるため、それなりにちゃんとしたものが用意されています。今のJALは知りませんが、以前のJALの機内食よりはかなりまともです。これならば合格点をあげられるでしょう。
■chapter 70
日本に到着
成田に近づくにつれて飛行機は高度を下げていきます。今まで雲の上を飛んでいた飛行機ですが、厚く覆われた雲の中に入っていきます。どうやら東京は雨? 窓の外はその雲で景色がまったく見えません。これって有視界飛行だったら絶対着陸できないだろうなぐらいの灰色の厚い雲です。
雲を抜けると小雨のぱらつく成田空港の滑走路が見えてきました。飛行機は遅れもなく定刻の午前11時30分に到着。隣の席のおばちゃんにあいさつをして、飛行機から降ります。入国審査を済ませ、受託手荷物を受け取り、今回の旅も無事終了。時間はまだ午前中、また来た時のように成田エクスプレスやスカイライナーを使わず、京成特急で帰ることにしますか。
あと、時間もあるから秋葉原にでも寄っていきますかね……、でもこのスーツケースが……(結局、そのあと重いスーツケースを転がしながら秋葉原を散策していきましたが)。
■chapter 71
いつものお約束のまとめ
今回はオーストリアのウィーン、それからチェコのプラハと2ヶ国2都市を訪問したのですが、前々回、前回と立て続けにヨーロッパを旅行しているので、個人的な感想ですが、新鮮味という面では欠けていましたね。初めての海外で不安と期待のロンドン、ルーブルとベルサイユを見たいためだけに行ったようなパリ。ウィーンもプラハも行けたら行ってみたい都市だったのですが、今回はそこにいって何を見たい、したいという明確な目的がそれほどなかったので余計そう感じたかもしれません。
しかしながら、ウィーンもプラハも今までの国とあきらに違います。その都市特有の文化、雰囲気があります。静かで綺麗な街並みのウィーン、活気があり中欧という独特な雰囲気を持つプラハ。今回の旅行自体はそこそこ楽しかったです。
ただ残念だったというか、失敗だったというのがその滞在期間の短さ。やはり、ウィーンは最低でも丸3日間、プラハは1日で足りるといいますが、2日間以上は必要でしょう(プラハ城を見るだけで確実に半日は潰れます)。それだけ時間をかければ、今回の旅の印象もまた変わったのだろうなと思いました。
ちなみに今回のお勧めのはウィーン。プラハも悪くはないのですが、ウィーンはその街並みが綺麗で治安も良いからです。たぶん、ヨーロッパ諸国の中でも安全な場所のひとつではないのでしょうか。女の子のひとり旅にも向いていると思います。
そうそう、女の子というとウィーンで出会った子、今も旅を続けているのでしょうか。あと帰国の便で意気投合して話したおばちゃん、今回の旅行、そういった方に出会って、今までとは違った旅ができて楽しかったです。ひとりで旅をするのも悪くはないですが、誰かと一緒に旅をするのもいいなと思いました。ひとりだとどうしてもコミュニュケーション面で孤立してしまいますからね。でも、添乗員付きのツアーでぞろぞろと行くのは勘弁ですが。
さて、来年はどうしましょうかねえ。北欧も行ってみたいですし、サクラダファミリアを見にスペインにも行きたいですし、見たいところはまだまだあります。






















































































































