消されたヘッドライン

さしぶりのDVD鑑賞ということで、今年の4月に劇場公開された「消されたヘッドライン」を見てみました。本作品はイギリスBBCのテレビドラマ「ステート・オブ・プレイ〜陰謀の構図〜」をリメイクしたポリティカル・サスペンス。

 あるスキャンダルをきっかけに、巨大な陰謀に巻き込まれていく記者たちの戦いの日々を描くといった内容の作品です。ストーリーはほかの映画サイトのほうを見てもらえればということで、いつものように割愛させてもらって、個人的な感想をひとことふたこと。いやあ、なんかストーリーがうまく練りこまれていますね。単なるサスペンスものではなく、そこには複雑化した人間関係が絡んできます。この人間関係がこの作品をおもしろくしている要因のひとつだと思います。あと、女絡みの話は怖いですね(笑)。見た後、それを再認識させられました。

 途中の中だるみのようなものはまったく感じさせられれず、良い意味であっという間に見終わったという感じです。ただ、アクション映画とは違うのでハラハラ、ドキドキ感はありませんが。しいておしいなと思ったことは、最後にあれからどうなったかを見せてほしかったくらいですか。まあ、これに関してはこの手の映画のお約束なようなものなので、結末はあれでよかったのかもしれません。

 この手のサスペンスものの映画を見るのはひさしぶりですが、かなり良くできている作品だと思いました。機会があったらオリジナルの「ステート・オブ・プレイ〜陰謀の構図〜」ほうを見てみたいですね。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

こ数年、見る映画の大半がDVDによる鑑賞で、かれこれ10年くらい映画館へ足を運んでいないと思います。本来は劇場の大きなスクリーンで見るのが一番いいのですが、映画館だと寝転べない、一時停止ができない、途中休憩ができない(ま、当たり前ですが)、あと数千円だせば廉価版のソフトを買えてしまうなどなどの理由でDVDになっています。そんな映画ですが本日、久しぶりに見てきました。昨年公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」の続編、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」です。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 パンフレット

記念(?)としてパンフレットを買ってきました。お値段は1000円、パンフレットも高くなりましたね。

 当初、この「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」は見ようか見まいか迷いましたが、DVD(Blu-ray)が発売されるの早くても半年後より先になると思うし、まあ久しぶりに映画館で楽しむのもいいかなあと思ったわけです。そういえば、一番最後に見た劇場アニメは「もののけ姫」だったような(笑)。

 しかし空いていますね、館内には20人くらいしかいません。さすが平日、しかも公開終了1日前。夏休みシーズンの混雑を避けるため9月の平日の夕方を選んだのは正解でした。好きな席に座り、ぼえ~と約2時間。

 まあ今更ですが、感想を。今回の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」はある意味酷いですよ。前作の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」は「破」への伏線はあるものの、あれはあれで完結できる作品だったと思います。しかし今回は、次回作への伏線だらけの謎だらけ。結局、あのあとアスカはどーなったの? メガネっ子(真希波・マリ・イラストリアス)の本当の正体は? ネタバレですが、最後には渚カヲルが降ってくるし……、もう、これって必ず次回作も映画館で見ろってことですか?(笑)

 作品自体、前作の「序」同様、作画がキレイですね。ただ見た映画館の施設がボロだったのかスクリーンの画質がぼやけ気味だったのでそれが少し残念だったなと思います。

 次回作の「Q 」の公開は来年の夏でしょうか。待ち遠しいですね。

崖の上のポニョ

年の夏に公開され、大ヒットしたスタジオ・ジブリの「崖の上のポニョ」。そのDVDがようやく先週の金曜日(6月4日)に発売されました。「崖の上のポニョ」といえば、昨年の紅白でもその主題歌が歌われたほどの知名度が高いアニメ。なので、いまさら内容とかの紹介は省くとして、今回この作品を始めてDVDで観た感想をふたつ、みっつほど書かせてもらいます。

 まず、これは「崖の上のポニョ」の作品自体の問題ではなく、DVDの問題なのでいたしかたないのですが、画像が汚い。最近見る映画とかアニメはBlu-rayが大半を占めているので余計そう感じてしまいます。せっかく綺麗なアニメなのでBlu-ray版も同時発売してほしかったです(年末に発売するそうですけど)。

 肝心の内容のほうですが、最初から最後まで見た感想は、無難だなあと思いました。作りとして子供をターゲットにしたもの、あるいは親子で楽しんでもらいたいという作りになっていますね。ただ、前回の「ハウルの動く城」もそうだったのですが、ここ最近の宮崎作品は、初期の作品と比べてドキドキ感というかわくわく感が薄らいでいっているよな気がします(この作品自体、冒険活劇ではないのでしかたのないことかもしれません)。“このあとどうなる?”、“やっぱり、こうなるんだ”、“え、こんな意外な展開なの?”といったものがあまりないんですよね。

 あと、なんと言い表せばいいのかな。初期の頃の作品は、その作品を通して訴えたことが胸の奥に伝わってきたのですが、そういうものがあまり感じられなくなっていると思います。深く考えないでも誰にでも楽しんで見れるような作品ということで、これらの要素がなくなってきているのではないのでしょうか。

 この作品自体は悪くは無く、良作のひとつになると思うのですが、ジブリの作品としてはどうかなと。なんかディズニーのアニメを観ているという感じです。ホント、初期の頃の宮崎作品を見ているから余計にそう思えるのでしょうね。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 Blu-ray版

昨年の9月1日に劇場公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」。そのDVD版(特装版)が約一年前に発売されました。この作品は、よくある原作版の再編集(つぎはぎ)ではなく、新規の劇場用にとカットをすべて描き直したリメークもので、当時かなりの話題になったことは記憶に新しいと思います。とにかく、絵がキレイ。DVDで見てもこれはすごいなあと思いました。しかし、なぜ今時DVD版しか発売されないのか、これだけの作品なら次世代メディアに対応させないともったいないなと思っていたら、今月末公開予定の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」に合わせて、やっとBlu-ray版(1.11)が発売されました。

 ストーリー云々に関してはDVD版で一度見ているので今回はその画質を楽しむことにします。今回のBlu-ray版は、ソニーが開発した映像用階調補完技術“Super Bit Mapping for Video(SBMV)”というものが採用されていて映像が更にキレイという前評判も聞いています。さっそくBlu-ray版を再生すると……、うわぁ~、キ・キレイ! DVD版もかなりイイ感じだなと思ったのですが、線の細かさとか色合いとか、画質のどれをとってもその比較にはなりません。あと、最近はアニメ、洋画と数々のBlu-ray作品を見ているのですが、この作品はそれらに以上に映像の質が高く感じられます。これって絵の描きこみの細かさもさることながら、ソニーの技術も一役かっているのかなあと思いました。

 そして今回のBlu-ray版の特筆できるもうひとつが音。DVD版はドルビーデジタルEX6.1chの対応で音に対しては文句の付けようがなかったのですが、今回はBle-rayということもあり、ドルビーTrueHD 6.1ch、そしてDTS-HD Master Audio 6.1chに豪華対応しています。でも、うちのAVアンプは古いんですよね。6.1chには対応なものの、最新のドルビーTrueHDとかDTS-HDには未対応なのが泣けてきます。それでも音は良いと感じましたから対応アンプで聞いたらいったいどうなっていたことやらです。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 画面キャプチャー

▲お約束の、Blu-ray版のキャプチャー画面。SBMV採用のため、不自然な階調(グラデーション)がなく自然な滑らかさになっています。 ©カラー

 とりあえず、終始、映像がキレイだなあとひとことで見続けまして、ひとつ疑問。今回のBlu-ray版(今回発売されるDVD版も)新作カットが追加されているということだったのですが、いったいどこだったのでしょうか(笑)。画質云々ばかり見ていたので、そっちは完全に見落としています。

 キレイ、キレイと連呼してきましたが、今回の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」のBlu-ray版も含め、かなり古い作品以外はもうDVDでは見れませんね。あたりまえですが、ここまで決定的な映像と音の質の違いを見せ付けられると、もう旧メディアへと後戻りできませんよ。

マクロスFrontier

2008年の4月から2008年の9月までMBS・TBS系列で放映された「マクロスFrontier」。本放送のほうはいつものようにリアルタイムでは見ていませんが、毎月発売されるDVD(Blu-ray)で見ていました。そして先月、最終巻の第9巻が発売されてやっと25話すべてを見終わりました。

 この「マクロスFrontier」に関しては、ここ最近でもかなりヒットしたアニメの部類だと思うのでその内容などに関しては割愛させてもらって、とりあえずは個人的な感想から。マクロスというとどのシリーズにも共通していえる(セブンだけは見ていませんが)のが三角関係(笑)。この「マクロスFrontier」も例外ではなかったですね。ただ初代とかと比べて、なんというのかな陰湿なドロドロ(?)ではなく、なんか笑えるというか微笑ましく仕上がっていましたね。作品のシナリオ自体も、シリアスな展開ばかりではなく、笑えるところは笑えるという作りになっていて、こういうノリのマクロスもありなのかなと思いました。それでいて抑えるべきポイントは抑えていましたね。

 そして、マクロスのもうひとつの共通点が歌。過去の記事にも書きましたが、今回は菅野よう子が曲をプロデュースするということを事前に聞いていたわけで、これは曲だけで大ヒットするんじゃないかと思っていたら本当にそうなりました。挿入曲はどの曲を聞いても良作ばかり。サントラの売り上げもオリコンのチャートにランクインしたくらいですから。実際、曲を聞いてもらえればわかると思いますが、アニメの曲だからといって馬鹿にできないレベルですね、これ。

 あと、これは直接内容には関係ないのですが、この「マクロスFrontier」は最初からBlu-rayで見ました。当たり前のことでしょうが、画像がキレイすぎます。とくに過去の作品をBlu-ray化したものではなく、最近の作品のBlu-ray化なのでとくにそう感じました。一応、第1巻はDVDでも見ましたが、やはりその画質は歴然の差ですね。ただひとつ残念なのがBlu-rayでも2チャンネルオーディオにしか対応していないという点でしょうか。本放送がテレビ版なのでこれは仕方ないでしょうけど。

 いつになるのかわかりませんが、劇場版が公開されるらしいですね。劇場版になってどう変わるのか今から少し楽しみです。

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